※稼働品ですが、動作時間は計測していません
■キズ汚れ程度
風防:小
裏蓋:極小
ベゼル:極小
ベルト:新品社外品
カレンダー:早送り可能
キングセイコー 4402-8000 の歴史
キングセイコー 4402-8000は、1960年代後半に登場したキングセイコーの手巻きモデルで、セイコーが精度競争を展開していた時代を象徴する一本です。以下に歴史的背景を整理します。
◆ 登場時期
1967年頃に登場。
キングセイコーの第2世代にあたる「セカンドモデル」(Ref. 44系)の一つ。
◆ 搭載ムーブメント
Cal.4402A(手巻き・25石・ハック機能付き)
秒針規制機能を持ち、精度を意識した作り。
後にグランドセイコーに繋がる「高精度手巻き」の礎となった。
◆ デザインの特徴
シャープなエッジを持つケース(いわゆる「棱線ケース」デザイン)。
多面カットの風防、ドーフィン針、バーインデックス。
裏蓋には「盾メダル(盾型のKSKメダル)」が付けられている。
◆ 歴史的意義
グランドセイコーと並び、セイコーの高級機として市場に投入。
当時のスイス時計に対抗するため、国産時計の精度・品質をアピールする役割を担った。
キングセイコーの中でも代表的な機種のひとつで、後の「ハイビート5626系」へ発展する過渡期のモデル。
◆ コレクター評価
初期のキングセイコーを代表する完成度の高いモデルとして人気。
特にオリジナルのメダルや風防、ダイヤルが残っている個体は高く評価される。
グランドセイコーよりも入手しやすく、セイコー高級機の歴史を体感できる1本として位置づけられている。