奥村土牛
美術年鑑 2015年 物故欄掲載
評価額 12号につき 5000万円
奥村土牛(1889年生~1990年没)は、現代日本画壇の最長老であり文化勲章受章者。東京・京橋に生まれ、幼少期より病弱であったが16歳で梶田半古の画塾に入門し、小林古径に師事。大正期には徹底した写生に取り組み、セザンヌやゴッホら後期印象派の影響も受けた。大正6年に「土牛」の雅号を父より授かり、芸術的信念を確立。昭和2年、38歳で再興院展に初入選し、以後も「遅日」「聖牛」「踊り子」「鳴門」「醍醐」「吉野」「平成の富士」など多くの名作を発表。戦前は線的要素の強い画風であったが、戦後は豊かな色彩表現へと展開し、晩年は富士山を多く描いた。帝国美術学校、東京美術学校、武蔵野美術大学、女子美術大学などで教鞭をとり、日本芸術院会員、日本美術院理事長も務めた。文化功労者、東京都名誉都民、文化勲章受章など受賞歴多数。生涯を通じて描くことに専心し、その画業は自伝『牛のあゆみ』にも記されたように、まさに一歩一歩着実に歩んだ「画聖」としての生涯であった。
真作
タイトル: 「冨士」
布タトウ
技法: リトグラフ
作品寸: 35.5 × 40.5 cm 約6号
作品状態: 良好
額寸: 57.5 x 61 cm
額装状態: 少傷 有
発送サイズ「160」
#絵画
#アート
#インテリア
#壁掛けアート
#アートのある暮らし
#美術品
#額装アート
#一点ものアート
#アート作品