白磁で有名な徳化県の蓋碗です。細身のシルエットで辺に向けて沿った曲線が特徴的な中国茶器です。茶杯として急須としていずれの用途でもお使いいただけます。
白磁の街、徳化製の白磁
日本での知名度はそれほど高くはありませんが、徳化県は中国三大古磁都のひとつに数えられ、その歴史は新石器時代にまで遡り、以降、宋、元、明と技術上の変遷を経て現代へと到ります。明の時代に入って生み出された白磁は象牙や玉に例えられるオフホワイト、乳白色といった色合いで「中国白」「玉磁」などと呼ばれ中国を代表する白磁と言われています。
細身でラッパ状に反った形が特徴的な蓋碗です。 底部は平らです。
※蓋碗のフタは、茶を撹拌したり、ずらして置いて隙間から茶を出すためのものです。そのため斜めの状態で安定する作りになっており、まっすぐに置いた状態では安定しなかったり隙間ができるのが一般的です。予めお知りおきください。