■商品概要
フランスの名窯アビランドが1890年頃に製作した、華やかな花籠図と金彩が魅力のアンティーク・カップ&ソーサーです。
・製造年:1890年頃(推定)
・製造国:フランス
・ブランド:Haviland & Co.(アビランド)
・サイン(刻印):H&Co L FRANCE/Haviland & Co. Limoges
・サイズ(約):カップ 口径8.0cm 高さ5.5cm/ソーサー 直径15.5cm
■コンディション
カップのリムに小さな欠けが1か所、持ち手付近にひっかき傷、細かなヒビまたは貫入が見られます。写真を複数枚取りましたのでご確認いただければと思います。
アビランド特有の淡い金彩や絵付けは良好に残っており、繊細な装飾と雰囲気の美しさが際立っています。
アンティークとしての経年感はあるものの、コレクションや装飾用としての価値は十分に保たれていると思います。
■商品説明
こちらは、19世紀末(1890年頃)にフランス・リモージュで製作された、名窯アビランド(Haviland & Co.)のアンティークカップ&ソーサーです。
真っ白な磁肌に、ピンクとイエローの可憐な花々が咲き誇る花籠模様があしらわれ、柵のモチーフとともにロマンティックな世界観を描いています。
さらに、縁や背景には繊細な金彩装飾が施され、時を経てもなお気品ある輝きを放ちます。
特筆すべきは、カップ内側にまで施された金彩装飾。
量産品では省略されがちな内側への意匠は、上級仕様の証であり、贅沢で格調高いティーセットとしての存在感を際立たせます。
また、カップの外側には縦に波打つような面取り(パネルリム)デザインが施されており、光の当たり方によって陰影が生まれ、立体感が一層引き立ちます。
この独特のフォルムはコレクターからの評価も高く、優雅さを演出する重要なディテールとなっています。
アビランドは19世紀フランスの宮廷文化を支えた名窯で、ナポレオン三世の御用達としても知られます。
アメリカ市場向けにも多くの高級磁器を輸出し、今なお世界中のコレクターから愛されています。
実際に手に取ると、繊細な造形と柔らかな絵柄、そして控えめながらも上品に輝く金彩に惚れ惚れとさせられます。眺めているだけで心が満たされるような、そんな逸品です。 ぜひこの機会にコレクションにいかがでしょうか。