ティモール、インドネシア
女性のスカート
テトゥム人、南ベルー地方、
綿、染料
補助緯糸巻き、補助経糸織り
90×204cm
インドネシア ティモール島の中央に刺繍が入った鮮やかなイカットです
2000年ごろと比較的新しいイカットです。
馬はティモール人の生活に欠かせない ものであるが、最も古い祖先の伝説には 触れられておらず、ティモールの芸術では 今でも外国の図像 (kası) として認識さ れている。しかし少なくとも前世紀の 間、馬は南ベルー地方の織物の図像学において重要な位置を占めてきた。各 モチーフが緯糸巻き技法 によって別々に作成された非対称のデザインは、テトゥン織物の特徴 である。この鮮やかな赤い布には、着用方法 に従って、立っている人物と馬に乗っている人物が垂直に配置されており、経糸の帯は織り手の熱意を抑える ことができなかったようだ。この20世紀半ばの例は鮮やかな色の市販の染料を使用して制作された。