※正常稼働ですが、動作時間は計測していません
■キズ汚れ程度
風防:小
裏蓋:小
ベゼル:小
ベルト:小(社外品)
コマ:フリーサイズ
「キングセイコー ファーストモデル」は、1961年8月にセイコーの亀戸工場で発表された、グランドセイコーに次ぐ高級腕時計ラインとして位置付けられたモデルです。このモデルは、グランドセイコーの高精度と仕上げを受け継ぎつつも、コストを抑えた価格帯で提供され、当時の大卒初任給とほぼ同じ価格帯(12,000〜15,000円)で販売されました。
🔰 キングセイコー ファーストモデルの特徴
🧩 ケースと裏蓋のデザイン
ケース素材:14Kゴールドフィルド(GF)またはステンレススチール(SS)の2種類。
裏蓋:「盾メダリオン」と呼ばれる金属製の盾型メダリオンが特徴で、初期モデルでは「KING SEIKO」のロゴが刻印されています。
🕰 ムーブメント
搭載ムーブメント:当初はセイコーのクロノスシリーズのムーブメントをベースに、25石の自社製ムーブメントを搭載。
🎨 デザイン
文字盤:サンバースト仕上げのシルバーダイヤルに、14Kゴールドのバーインデックスとドルフィンハンドを組み合わせた、シンプルでありながら高級感のあるデザイン。
📅 生産期間とモデルの変遷
ファーストモデル:1961年から1964年にかけて製造されました。
セカンドモデル(44KS):1964年から1968年にかけて製造され、盾メダリオンから「SEIKO」のロゴ入りメダリオンに変更されました。
💰 市場での評価と価格動向
現在、キングセイコー ファーストモデルはその希少性と高い完成度から、コレクターズアイテムとして注目されています。特に初期型の14Kゴールドフィルドケースや、盾メダリオンが特徴的なモデルは、状態が良ければ高額で取引されることがあります。例えば、eBayでは14Kゴールドフィルドケースのモデルが900ドル以上で販売されている例もあります。