※正常稼働ですが、動作時間は計測していません。
■キズ汚れ程度
風防:中(盤面汚れあり)
裏蓋:小
ベゼル:中
ベルト:新品社外品
カレンダー:早送り不可
グランドセイコー 5646-7000 の歴史と特徴
世代と背景
5646-7000 は、グランドセイコー(GS)の「56GSシリーズ」に属する高振動(ハイビート)自動巻きモデルです
このシリーズは1960年代末から1970年代初期にかけて生産され、量産体制の確立およびロボット自動化の導入と共に、設計・ムーブメントの規格化が進められました
ムーブメントと技術的特徴
搭載ムーブメントは キャリバー 5646A。自動巻き、28,800振動/時というハイビート仕様で、精度と滑らかな秒針の動きが魅力です
構造面ではローマジックレバー世代(旧型)と異なり、ローターが自動巻き機構と同じ層に組み込まれた一体型設計となっています。さらに、King SeikoやLord Matic共通のムーブメントをベースに、GS品質への調整・仕上げが施されているのが特徴です
調整も5姿勢対応で、温度変化に対しても高い精度を維持する設計がなされています
デザインと仕様
ケースはスチール製、サイズ約36 mm(ケース径)、日付表示付き。洗練されたクッション形状(Cushion case)が特徴的で、精緻かつ端正な仕上げが施されています
裏蓋にはGSの金メダリオンが付与され、裏からもアイデンティティを感じさせます
製造時期
製造は1970年頃とされ、Chrono24の出品にも「1970年(推定)」と記載されています
機械式からクォーツへの転換期に生まれたモデルとして、機械式の真価を追求した最後期のGSのひとつであり、「第一黄金期」の終わりを象徴する時計と見なされています
コレクターとユーザーの声
Redditユーザーの声にはこういった投稿があります:
"Early Seiko 4Hz movement, hacking, hand-winding, with a bilingual English/Kanji date wheel. … I'd rate this as a great Constellation alternative."
グランドセイコーの上質さに対する評価が伺えます
また、ユーザーからはヴィンテージとして十分に評価されつつ、「派手すぎない控えめな魅力」が支持されている旨の記述もあります
まとめ表
項目 内容
シリーズ 56GS(ヴィンテージ機械式GS、量産体制化の時代)
モデル 5646-7000
ムーブメント キャリバー5646A、自動巻き(Hi-Beat 28,800振動/時)
構造 一体型自動巻き機構、5姿勢調整、GS仕様の仕上げ
生産年代 約1970年(13周年前後)
デザイン 36 mm、日付付き、クッションケース、GS金メダリオン背面
評価 精度と装着性に優れたヴィンテージ、コレクターに人気