※稼働品ですが、動作時間は計測していません
■キズ汚れ程度
風防:中(盤面内汚れあり)
裏蓋:小
ベゼル:小
ベルト:小
カレンダー:早送り不可
キングセイコー ハイビート 5626-5050 の歴史
登場時期
製造開始:1968年頃
製造元:第二精工舎(亀戸工場)
キングセイコーの中核を担った56KSシリーズの一つで、5626は「デイデイト(曜日・日付表示)」付きの自動巻きムーブメントを搭載しています。
ムーブメント
キャリバー5626A
自動巻き(手巻き機能あり)
25石
振動数:36,000振動/時(10振動/秒) → ハイビート仕様
デイデイト機能(曜日・日付の早送りあり)
秒針規制機能(ハック機能)あり
5625が「日付のみ」だったのに対し、5626は「曜日+日付」がついた上位仕様でした。
デザイン
ケース番号:5050
ケース径は約36mm前後
ドレスウォッチらしいクラシカルな丸型ケース
短めのラグと全体に柔らかい曲線を持たせたデザインで、直線的な「7000系ケース」とは異なる落ち着いた雰囲気。
ダイヤルはシンプルで、バーインデックス+ドーフィン針が基本。
裏蓋にはキングセイコーの象徴である**盾メダル(ゴールドプレート)**が装着されていました。
位置づけ
56KSシリーズの中では、5626-7000などに比べて比較的ドレス寄りでエレガントなモデル。
ビジネスシーン向けの高級時計として、グランドセイコーよりも手の届きやすい「実用高級機」として展開されました。
高精度なハイビートとデイデイト機能を兼ね備え、当時の国産高級時計市場で非常に競争力がありました。
製造期間と後継
製造:1968年~1970年代前半。
その後、キングセイコーは「52KS(5245・5246)」へ移行し、さらに高精度・高仕上げを追求。
56KSは「キングセイコー最後の量産高級機」としても知られ、現在でも人気が高いシリーズです。
まとめ
キングセイコー 5626-5050は、1968年頃登場のドレス寄りの56KSモデル。
高精度なハイビート・デイデイト機能を搭載し、裏蓋の盾メダルや柔らかい曲線ケースが特徴。7000系の直線的なモデルと違い、落ち着いた高級感を持ち、現在でもクラシカルなドレスウォッチとして評価されています