※稼働品ですが、動作時間は計測していません
■キズ汚れ程度
風防:小
裏蓋:中(傷あり)
ベゼル:小
ベルト:新品社外品
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セイコー フェアウェイ(FAIRWAY)J13048 について、歴史的背景を含めてわかりやすくまとめます。
◆ フェアウェイとは?
1960年代後半〜1970年代前半にかけて展開された国産機械式ドレスウォッチのサブブランドで、主に以下のような位置づけにあります:
セイコー本体ではなく、第二精工舎(亀戸)製のディフュージョンライン
若年層向け、あるいは輸出向けに作られた普及価格帯のドレスウォッチ
同時期の「スカイライナー」「ライナー」「クロノス」などよりもさらにカジュアル寄り
◆ J13048 とは?
項目 内容
製造年 およそ 1966〜1969年頃
ムーブメント 手巻き式 Cal.1300系(17石)
特徴 薄型ケース、ドレッシーな意匠、長短インデックス
ケース素材 クロームメッキ or ステンレス
当時価格帯 約6,000〜7,000円台(普及モデル)
「J13048」の**“J”は17石機械のJ1300系ムーブメント搭載**を表しており、数字の末尾48はケース・文字盤デザインバリエーションを示します。
◆ 当時の背景
1960年代後半、セイコーは東京オリンピック以降の好景気を背景に市場拡大策として「若者向けブランド」を数多く展開。
フェアウェイはその一つで、「お洒落で手の届く価格帯のドレスウォッチ」として企画されました。
高級機である「ロードマーベル」「グランドセイコー」と差別化しつつ、安価ながらもセイコー品質の機械を載せたエントリーモデルとして人気を博しました。
◆ 評価と現状
現在では知名度は高くないものの、レトロでクラシックな薄型デザインが人気で、ビンテージ市場でもファンが多いモデルです。
修理・整備は比較的容易で、Cal.1300系ムーブは丈夫で部品も汎用性があります。
◆ まとめ
キーワード 説明
ブランド種別 若年層向け普及ライン(セカンドブランド的位置づけ)
製造: 第二精工舎(亀戸)
特徴 薄型・ドレス寄り・手巻き
ムーブメント Cal.J1300系(17石)
製造年代 1966〜1969年頃