※稼働品です
■キズ汚れ程度
風防:小(ガラス薄キズあり)
裏蓋:小
ベゼル:小
ベルト:新品社外品
カレンダー:早送り可能
セイコー キングクォーツ 9923-7000 の歴史
1. キングクォーツ誕生の背景
1969年に世界初のクォーツ腕時計「アストロン」が発売された後、セイコーは**グランドクォーツ(Grand Quartz)やキングクォーツ(King Quartz)**といった高精度なクォーツラインを展開しました。
キングクォーツは、ちょうど「グランドセイコーのクォーツ版」に近い位置づけで、高精度・高級感・実用性を兼ね備えたシリーズでした。
2. 9923キャリバー
キャリバー 9923はセイコーが1978年前後に投入した高精度クォーツムーブメント。
年差±10秒の精度を誇り、当時のクォーツ腕時計の中でもトップクラスの性能でした。
デイデイト機能を搭載し、実用性も非常に高い。
3. デザインの特徴
型番 9923-7000 は、1970年代末期のデザインコードを反映しています。
ケースは直線的で、グランドクォーツにも似たエッジの効いたスタイル。
高級感ある多面カットガラスや、上品なバーインデックスを採用。
リューズは4時位置に配置されることが多く、セイコーらしい実用性を意識。
4. 位置づけ
グランドクォーツ(上位機種)とキングクォーツ(やや下位)という二本柱の中で、9923はキングクォーツの中でもハイエンド寄りのモデル。
当時の広告でも「正確で信頼できる高級時計」として打ち出され、国内外で人気を博しました。
5. 現代的評価
今でもアンティーク市場で人気があり、
精度の高さ
直線的で美しい70年代デザイン
メンテナンス性の良さ(部品流通も比較的多い)
から、コレクション性の高いモデルとされています。
まとめ
発売時期:1978年前後
ムーブメント:Cal.9923(年差±10秒、デイデイト)
特徴:高精度クォーツ、直線的デザイン、実用性と高級感の両立
歴史的意義:グランドクォーツに次ぐ高級クォーツとして、セイコーの信頼性を世界に広めた