※正常稼働ですが、動作時間は計測していません
■キズ汚れ程度
風防:中
裏蓋:中
ベゼル:中(龍頭が格納出来ません)
ベルト:
カレンダー:早送り不可
歴史と背景
製造時期と特長
このモデル 15037D は、1963年6月頃に日本国内向け(JDM)として製造されたとされています 。
特に Electronic Gold Plated(EGP) ケースが用いられており、裏蓋はステンレス製。経年しても比較的良好な状態を保っている個体も多いです 。
先のウォッチフォーラムでも「同モデルの個体はかなり希少」として紹介されています
セイコー「スポーツマチック」シリーズの中での位置づけ
1963年, セイコーが「スポーツマチック 5(Seiko Sportsmatic 5)」を発売。このシリーズは、軽量で実用的、自動巻き・デイデイト・防水など5つの機能を備え、革新的な自動巻き機構「マジックレバー」を搭載していたことで人気を博しました
「Sportsmatic 5」発売の1年後、東京オリンピック(1964)に向けた技術開発も進み、海外輸出も飛躍的に拡大。1966年にはスイス製自動巻き腕時計の総生産台数を上回る輸出があったというほどの成功を収めました
スポーツマチックシリーズの進化
初期「Sportsmatic」はキャリバー6619(デイ表示なし)、「Sportsmatic Deluxe」には7619(クイックデイト機能付き)などがありました
こうした自動巻き時計におけるセイコーの技術進化と実用性へのこだわりが、15037Dにも受け継がれていると考えられます。
製造年と市場での取引
WatchChartsによると、15037Dは1960年代の製品と見られ、高級ヴィンテージ市場でも一定の価値があります(例:19石、自動巻き)
海外の販売事例では、動作は「中程度の精度」(±30秒/日程度)という記載もあります
まとめ表
項目 内容
製造年 1963年頃(6月)
ケース素材 EGP(電子金張り)、裏蓋はステンレス
特徴 希少モデル、JDM、ヴィンテージ価値あり
シリーズの位置づけ 「Sportsmatic 5」の前後にリリースされた中間モデル
技術 自動巻き「マジックレバー」機構の恩恵あり
市場価値 コレクター間で注目/状態により価値変動あり