※稼働品ですが、動作時間は計測していません
■キズ汚れ程度
風防:小(ガラス薄傷あり)
裏蓋:小
ベゼル:小
ベルト:新品社外品
カレンダー:早送り可能
グランドセイコー 5645-7010 歴史
1. 誕生の背景
発売時期:1970年頃~1974年頃
キャリバー56系は、1968年に登場したハイビート10振動(36,000振動/時)の61GSに続き、より薄型で実用性を重視したハイビート機として開発されたシリーズ。
5645は自動巻・ハイビート・デイト付きのキャリバーで、同時にデイデイト付きの5646も存在。
2. キャリバー5645の特徴
自動巻き、毎時36,000振動(10振動/秒)
手巻き機構つき
秒針規制機能(ハック機能)搭載
日付早送り機構搭載
薄型設計で、前の61GSよりもケース厚を抑えたスマートなデザイン
3. 5645-7010のデザイン
ケースはステンレス製、比較的シンプルで直線的なラグ形状。
ダイヤルはシルバー系が多く、バーインデックス+ドルフィンハンドの典型的なGSスタイル。
風防は当時の定番であるドーム型強化ガラス。
裏蓋には金色の「獅子メダリオン」が装着される初期型と、後期のメダリオンなしフラット仕様が存在。
4. シリーズ内での位置づけ
56GSシリーズは、61GSの高級機路線に対して「量産性と実用性を兼ね備えたGS」として企画された。
当時、グランドセイコーの中では比較的手の届きやすいモデルで、日本国内で広く普及。
そのため、今日でもオリジナル個体が比較的多く残っている。
5. 製造終了と意義
56GSは1975年頃まで製造され、その後はグランドセイコー自体が一時休止期に入る。
「5645-7010」は、GSの歴史の中で「最後期の機械式GS」の一つとして位置付けられる重要なモデル。
この後、グランドセイコーは**クォーツ(95GS系)**の時代に移行していく。
まとめ
グランドセイコー 5645-7010 は、1970年代前半に登場した「56GS」シリーズの代表的モデルであり、
ハイビート36,000振動
薄型で実用性の高い設計
グランドセイコー初期機械式の終盤を飾るモデル