※稼働品ですが、動作時間は計測していません
■キズ汚れ程度
風防:中
裏蓋:中
ベゼル:中
ベルト:中(社外品)
カレンダー:日早送り可能・曜日早送り不可
セイコー ファイブ 6119-8020 の歴史
1. 「セイコー5(Seiko 5)」とは
1963年誕生のセイコーの耐久性・実用性を重視した大衆向け自動巻シリーズ。
「5つの特徴」=自動巻き / デイデイト表示 / 防水 / 耐衝撃 / 耐久性あるケース&ブレスレット を備えていました。
世界市場での普及を目的としており、特に1960年代後半から70年代にかけて、輸出モデルが多く作られました。
2. 6119キャリバー
Cal.6119(1967年頃登場)
自動巻き・デイデイト付き
21,600振動/時(中振動)
21石
セイコーの普及型自動巻の代表的存在で、ファイブシリーズを中心に多数のバリエーションに搭載されました。
構造がシンプルで信頼性が高く、メンテナンス性にも優れていたため、セイコーの輸出市場で大きな役割を果たしました。
3. 6119-8020 モデル概要
製造時期:1969年〜1970年代前半(確認されている個体の多くは1969年製)。
ケースデザイン:丸みを帯びたラウンドケースで、当時のセイコー5の定番スタイル。
ダイヤル:シンプルなバーインデックス、デイデイト表示(多言語切替も存在)。
防水性能:当時のカタログでは「Water Resistant」表記。
ブレスレット:純正ではメタルブレスが装着されることが多かったが、革ベルトに交換されている個体も多い。
4. 歴史的な位置づけ
1969年といえば、セイコーが世界初のクォーツ腕時計「アストロン」を発表した年。
一方で6119-8020は機械式の大衆向けモデルであり、セイコーが「クォーツの先駆け」と「機械式の普及機」を同時並行で展開していた時期を象徴しています。
特に輸出市場で人気を博し、現在も海外のヴィンテージ市場に多く流通しています。
5. コレクション的価値
セイコー5のなかでは比較的流通量が多いため、プレミアは高くありません。
ただし、オリジナルのダイヤル・針・ブレスレットが残っている個体はコレクターに評価されます。
状態によっては1万円台後半〜2万円台程度で取引されることが多いです。
まとめ
項目 内容
モデル Seiko 5 6119-8020
搭載ムーブメント Cal.6119(自動巻・21石・21,600振動)
製造時期 1969年〜1970年代前半
特徴 デイデイト表示、シンプルなラウンドケース
位置づけ 機械式普及機として世界市場に輸出されたセイコー5の代表例
現在の評価 手頃な価格で入手可能、状態良好ならコレクターズアイテムとして人気