★商品状態について★
ユーズド商品です。
無疵で使用感の少ない、とても綺麗な状態の商品です。
茶入、仕覆、蓋裏の金箔すべて綺麗な状態です。
蓋は目のはっきりとした本蓋で、虫食の景色のある上蓋です。
自然が織りなす景色をお楽しみください。
金箔も本金が使用されており、輝きが美しいです。
裂地の状態も良好で、裂地の名は「一重蔓牡丹金襴」です。
中興名物の澪標(みおつくし)茶入を写した作品です。
胴に澪標の目盛のような模様があるところから、小堀遠州が源氏物語の澪標の巻の歌に因んでこの銘をつけました。
とても質感の良い茶入です。
共箱、仕覆付きでの販売です。
共箱は四方桟の盛蓋が添えられている上質なお箱です。
★澪標茶入(みおつくし)★
かつて小堀遠州 (1579-1647) が所持した茶入で 元禄年間に小堀家より出て土屋家に移り、さらに寛政四年同家の売立で松平不昧の所持するところとなった。
織部焼独特のゆがみのある細身の茶入で、胴の一部をたてに釉をかけ分け、さらに鉄釉で簡略な文様を描いる。
織部焼の茶入は少なく、 またこのように装飾性の強い作品も稀で、その作行きからも織部茶入の筆頭とされている。
鉄刀木の蓋には、金粉字形で 「身を津くし」、側面には銀粉字形で「身を津くしこふる志るしにこまてもめくりあひけるえにはふかしな」 といずれも遠州筆で記されている。
「源氏物語』による銘である。
★寸法★
高さ 9cm
径 6.2cm
●川本了生
1,948年生
1,978年 愛知県窯業訓練校にて研修後、林英仁氏に師事
1,982年 瑞浪大湫に山月窯を築窯
1,990年 穴窯を築く
瑞浪陶芸協会会員