※稼働品ですが、動作時間は計測していません
■キズ汚れ程度
風防:小
裏蓋:小
ベゼル:小(龍頭社外品)
ベルト:小(フリーサイズ 社外品)
カレンダー:早送り可能
◆ 登場時期
発売:1968年頃
キングセイコーの中でも代表的な「5626系ハイビート」シリーズの初期モデル。
グランドセイコーが高級路線を歩む一方、キングセイコーは「実用的な高精度機」として開発されました。
◆ 搭載ムーブメント
Cal.5626A(KS Hi-Beat)
25石、自動巻き、手巻き機能付き
秒針規制(ハック機能)搭載
10振動(36,000振動/時)のハイビート仕様
当時のスイス製クロノメーターに匹敵する高精度を目指した機構。
「日付・曜日(デイデイト)」を瞬間的に切り替える クイックチェンジ機構 を採用。
◆ デザインの特徴
ケース:シャープな稜線を持つ「棱線ケース」(セイコースタイル)。
ダイヤル:シンプルなバーインデックス、ドーフィン針。
裏蓋:盾型の「キングセイコーメダル」付き。
リファレンス番号「7000」は初期ケースで、のちに「7010」「7040」などの派生が登場。
◆ 歴史的意義
セイコーの高精度戦略の一翼
グランドセイコー564x系と並び、セイコーの「ハイビート機」の主力を担った。
クロノメーター競争期の産物
1960年代後半、スイスのクロノメーター検定や天文台コンクールに挑む時代背景の中で生まれた。
実用時計としての完成度
高級感を保ちつつ、日常使いを意識した価格設定と機能性で人気を集めた。
◆ コレクター評価
5626-7000は「ハイビートKS」の初期代表モデルとして評価が高い。
特にオリジナルのケースラインや文字盤の状態が良いものは貴重。
グランドセイコーよりもリーズナブルで、当時のセイコーの技術革新を味わえるモデルとして人気がある。