※稼働品ですが、動作時間は計測していません
・動作不安定です
■キズ汚れ程度
風防:中(ガラスひびあり)
裏蓋:小
ベゼル:小(龍頭社外品)
ベルト:
カレンダー:
Citizen Deluxe PARA SHOCK の歴史と背景
1. 成功を収めた「Deluxe」シリーズの誕生(1958年–1963年頃)
1958年に登場したCitizen Deluxeシリーズは、薄型かつ高品質なハンドワインドモデルとして開始され、非常に高い人気を博しました。
販売額は1億円超(当時の日本円)に達し、ビジネス的にも大成功だったと云われています。
2. 「PARA SHOCK」──シチズン初の耐衝撃機構(1956年)
Citizenは日本初の耐衝撃機構「PARA SHOCK」を1956年に開発し、以降のモデルに順次搭載されました。
Deluxeシリーズでは、この耐衝撃機能により実用性がさらに高まり、信頼性の向上にも寄与しています。
3. 防水性の先駆「PARA WATER」との融合(1959年)
Deluxeシリーズはまた、1959年には**日本初の防水時計「PARA WATER」**の一部としても展開されました。
つまり、Deluxe PARA SHOCKは「薄型・高級・耐衝撃・防水」といった当時の革新的な技術を一体化した旗艦モデルでした。
4. バリエーションとスペック
ムーブメントには19〜23石程度の仕様が一般的で、テンプは18,000振動/時。非常に薄型で、ドレスウォッチとしての完成度が高い点が特徴です。
また、**セカンドセッティング(ハッキング機構)**を備えるモデルも存在し、時間の正確な合わせが可能でした。
まとめ:Deluxe PARA SHOCK の魅力と評価
項目 内容
シリーズ Citizen Deluxe
主な搭載技術 PARA SHOCK(耐衝撃機構)、PARA WATER(耐水構造)、セカンドセッティング(ハッキング)
初出 Deluxe:1958年〜、PARA SHOCK:1956年、PARA WATER:1959年
ムーブメント 18,000振動/時、19〜23石
特長 超薄型、ドレスウォッチ、技術融合モデルとして高い人気と評価
市場への影響 高品質と機能性を併せ持つ、日本製腕時計の象徴的モデルの一つに
Deluxe PARA SHOCKは、1950〜60年代の日本時計産業における技術革新の結晶として、多くのコレクターや愛好家から高く評価されています。厚みが抑えられた装着感、テクニカルな設計、そしてエレガントな外観が時を超えて魅力を放ち続けています。