「江月松風何所為」は、自然の美しさを詠んだ禅語です。江(海)に映る月と松の風が吹き渡る様子を表現し、「この自然の美しさは、何のために存在するのか?」と問うことで、人間の心を清め、悟りを促す意味があります。
諸岳奕堂
曹洞宗の僧。総持寺独住一世。名古屋生。梅崖・三界無頼・無以子と号す。9才で愛知郡聖応寺雪堂暁林について得度、その後霊若寺雲麟、黄竜寺道契、岐阜竜泰寺来応などに就いて学ぶ。香積寺風外本高のもとで大悟し、印可を受けた。京都山科の大空寺の住職となり、のち前橋の竜雲院、金沢天徳院へと転住。明治初期、永平・総持両本山の争いを終結させ総持寺独住第一世となり、弘済慈徳禅師と賜号される。明治12年(1879)寂、75才。
サイズ: 138cm x40cm
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