東京友禅の名を高めた江戸染繍の名門「大羊居　たいようきょ」の単衣付け下げ着物です。

「大彦」創業者野口彦兵衛の長男である野口巧造氏が父親の「大彦」を弟の野口眞造氏に任せて自ら創業したのが「大羊居」です。
高島屋での衣裳展がきっかけとなり海外の各都市で着物の展覧会や宮内庁御用達の着物になるなど江戸染繍が広く知れ渡り、国内外で評価の高い老舗となりました。

気品を損うことなく、しっとりと香り立つ格調高い友禅文様に加え、所々に施された刺繍が意匠に奥行を与えています。
衿先に落款が配されています。
衿裏下に「高島屋」のタグがついています。

昭和のビンテージですが呉服業界でも最高峰と認められた美術的価値の非常に高い作品です。
コレクターのコレクションのほか、袋帯と合わせて幅広いフォーマルシーンにご愛用いただければ幸いです(^^)


●和色：
薄い藍鼠 (あいねず)に近い灰みの青系の色です

●サイズ：
広衿、単衣仕立て
一つ紋入り
身丈 161cm
裄丈 63.5cm
袖丈 48.5cm
前幅 25cm
後幅 31cm
裄の縫い込み 片側約4cm
※素人の採寸ですので若干の誤差はご了承ください。

●素材：
着物地、衿裏ともに正絹

●状態：
少し前の作品です。
左身頃に汚れがあります(写真8)。
袖口中に汚れがあります(写真9)。
衿汚れがあります(写真10)。
中古品ということをご理解いただいた上でご購入をお願いします。

●その他、注意事項：
お使いのモニターによって見える色に違いがありますので、微妙な色を追及されている方はご注意ください。


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身丈(肩山から)···160〜164cm