1975年発売のソニー CF-1760 3バンドラジカセです。
入手したこの機の純正モーターは回転低下が顕著だったため、ベルト交換の他速度調整できる新品モーターに交換しています。(写真No.8)
また、録音不能だった原因の録再切替スイッチのレバー脱落も絶縁パテで固定しています。
ラジオはAM,FM,短波 3バンド 正常に受信できます。
NSBクリスタルは未確認でメーターは不動(コイル切れ)です。
ライトは点灯します。
ボリューム、トーン、バンド切替スイッチに多少ガリがあります。
背面のイヤホンポケットのフタは欠品です。
1970年代のソニー機特有の電源ファンクションスイッチの入り切りにはコツが必要で、ONの少し手前で引っ掛かるポイントがあります。(ゆっくり行なってください。急いでガチャガチャしては逆効果です)
カセットは 再生、ラジオの録音、早送り巻き戻し、ポーズ全て作動します。
※コンデンサーマイクも機能しますが、録音時にメカ音(機械的な音)が再生時に比べ大きくなり非実用的です。ラジオ録音では作動音はしますが電気的に録音されませんので問題ありません。
※録音ボタンが硬めのため、先に録音ボタンを押しキープしつつ再生ボタンを押してください。
※オートストップは再生のみ効きます。
新モーターの速度調整用として穴を開けています。(普段はフタをしています)精密マイナスドライバーで右に回すと速く、左で遅くスピード調整ができます。(写真No.9)
全体的に傷擦れ打痕が多い個体ですが、思いっきり昭和ムードが漂う実動ラジカセはいかがでしょうか?
今回、レトロな「くるくる電源コード」をお付けします。
別途、電池単一 4個でもご使用できます。(導通できる程度ですがマイナス端子の錆取りをしています)
半世紀前の中古機器のため精度、新品のような使いやすさを求める方はお控えください。
到着時の初期不良に限り対応します。受取り評価の前にラジオとカセットの作動確認をお願いいたします。