精工舎 国鉄19セイコー スモールセコンド セコンドセッティング機能 稼働良好 精度抜群 (懐中時計 下げ組ひも付属)
国鉄で初の国産鉄道時計として採用された精工舎の19型懐中時計です。裏蓋に、昭和31年の刻印があります。
この個体、19 SEIKO は驚きの精度です。昨日は平置き24時間でプラス2秒でした。製造から70年近く経過していますが、驚きの精度です。さすが鉄道時計として採用された時計だと思います。(何度か、平置き24時間で動作確認をしましたが、いつも精度は、+-10秒以内でした。しかし、これから先の精度を保証するものではありません。参考程度にお考えください。)
国鉄で使い始めてから70年近く経過していますが、テンプも力強く動いています。止まることはありません。
国鉄時代の19セイコーは定期的にオーバーホール等の整備がされていたので、程度は良好です。ゼンマイを最後まで巻いた時の稼働時間ですが、39時間以上の稼働を確認しました。(精度および稼働時間は、その時により、微妙に異なります。参考程度にお考えください。)
この19セイコーは、セコンドセッティングの機能が付いています。スモールセコンドの上に、小さな印字で、SECOND SETTING と記載があります。これは、リューズを1段引いて、時、分、を合わせる時に、スモールセコンドの秒針が60秒位置で停止する機能です。正確な時刻をセットする為の機能です。(写真5)
リューズ操作はスムーズです。リューズでゼンマイを巻く事、リューズ1段引いての、時、分、の調整も問題ありません。
文字盤に少々、経年による、汚れ、ヤケがあります。ケースに経年による、スレや小キズがあります。裏蓋に経年によるスレや小キズ、メッキの剥がれがあります。
風防2時〜3時位置の隅に小さなヒビがあります(写真15)。風防全体的に見ると、ほとんど目立ちませんが。
時計を軽く振ると、ケースとムーブメントが当たる、カタカタと小さな音がします。自分が購入した時からのものです。使用に問題はありませんでした。
ムーブメントは大変きれいです。ムーブメントにSEIKOSHAの刻印があります。
写真に写っている、当時物の懐中時計用 下げ組ヒモをお付けします。
現在正常に動作していますが、大変古い品物なので、オーバーホール前提でご購入ください。