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この花瓶は、明治時代における日本の輸出工芸の絶頂期を象徴する一品です。華やかな染錦の技法を用い、水辺に遊ぶ水鳥が繊細かつ写実的に描かれており、自然の美を愛でる日本の美意識が色濃く表れています。色彩は明治特有の鮮やかさと気品を併せ持ち、背景の金彩や風景描写も、技巧の高さを物語っています。
また、当時の有田焼は西洋市場を強く意識していたため、本品のように装飾性に富んだ作品は、東洋趣味を愛好する海外の上流階級からも高く評価されました。花瓶のフォルムも堂々としており、空間に格調をもたらす存在感があります。
★寸法★
高さ25cm
胴径18cm
陶磁器の町、佐賀県伊万里市在住で古美術商(第911100009525)を営んでおります「陶磁器ヨーソロー」と申します。
古伊万里、現代作家もの、個人で制作活動しているレアな窯元、有田焼や伊万里焼を中心に出品しております。未使用のものに関しては陶磁器商社、骨董品に関しては美術商の競りに参加して仕入れております。
最後まで気持ちの良いお取り引きを心がけます。
よろしくお願い申し上げます。