【YELLOW BRASS】定価7800円
BUFFixの名前の由来は、ゲーム用語でマリオのスターのように、「強化」することを「バフ」と言うところからきています。
バフがかったように響きが強化する。その効果は驚きです。
管体がグラナディラの木製であるクラリネットは、固い素材とはいえ響かせる事の難しい楽器です。
管体が筒状であることがさらに響かせる事を困難にさせています。
これらに対応するため、様々なアイテムが販売されていますが、多くは接続部に挟むリングです。
これは十分に大きな効果がありますが、チューニング等で管を抜くことが困難になります。
隙間を作ることでリングがガタつき、最悪の場合共振してしまい、雑音を生むからです。
また、隙間を作らなくても、リング自体の厚みが音程を狂わせます。
BUFFixは、この問題を解決します。
リングはマウスピース外側に取り付けます。包み込むように振動エネルギーを捉え、振動そのものを引き締めます。
硬い金属素材がマウスピースに取り付けられることで、マウスピースから外側の空気・空間に振動が逃げていく事を抑制します。
それにより、マウスピース自体がより強く共振し、管体に振動を伝えていきます。
この効果は、プロによる試演奏において接続部に挟むリングよりも効果が高かったとの検証結果もあります。
もちろん、チューニングのために少し管を抜くことに問題はありません。
素材を変える事により、音質や吹奏感に変化を与える事も可能です。
金属を真っ赤になるまで焼き入れをして、急速に冷却する。
これによって、金属の分子結合が均一化することにより、より強く響く素材になります。
これを丁寧にハンマリングを打ちながら、形状を形成していきます。
この工程は、ハンドメイドでなければ出来ない工程です。
グレードの高い高価な金管楽器の多くがこのようにハンドメイドで製作されています。
それは、この工程がいかに響きにとって重要であるかの証明でもあります。
YELLOW BRASS
多くの金管楽器で使用される金属(真鍮)で、響きと抵抗、強度のバランスに優れています。