板橋一歩作 （彫刻家）
板橋一歩先生は蒲生町生まれ。
富山県井波町［現南砺市］で60年余り活躍し、そこでご逝去されました。井波は国内随一の伝統木彫刻の町。先生を井波に招き入れた方が、元衆議院議長綿貫民輔氏の祖父、綿貫栄氏。栄氏は井波
八幡神宮宮司で、共に町長。
井波の木彫刻工芸産業の未来を案じて、商工学校を計画。そこの意匠指導の教師として招かれたのが板橋先生でした。
外柔内剛の先生は、戦後急に増えて来た井波の日展作家に刺激されて、独自の作品を発表。そのロマンテイシズムは当時の地元の彫刻観とは合い入らず
二紀会に転向。
鹿児島弁を支えた先生の頑固さは却って先生の人気を買い、ヒューマンニズムに富んだ作品は多くの
美術ファンの心を捕らえました。先生の内なる抵抗
にまぶされた人間愛は、生涯渡って憧憬した西郷隆盛の魂に通底するものを感じます。
板橋一歩先生の教え子•長谷川総一郎（富山大学芸術文化学部教授富山県美術連合会会長）
※小林一茶俳句より
やせ蛙負けるな一茶これにあり
私が33歳で起業した時に友人からプレゼントされたものです。
会社の事務所に長期に渡り飾ったて絵です。
励みになりました。
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