昭和初期の市松人形です。
胴紙が外されていて、お腹に大きく順枝(ユキエ)と、達筆で署名されています。
かつてお持ちになられていたお嬢様のお名前か、またそのお嬢様がこの子につけた名か、定かではありませんが、古風でゆかしいお名前ですね。
胴紙は多分、お直しに出された時に外されたようです。
お顔のおでこ、口元、瞼等に色足しがあります。
腕の薄いヒビに補修跡があります。
お座り出来るように綿抜きがしてあり、多分、手足、胴の繋ぎは一度やり直しされたようです。
大切にされてきた子だと思います。
経年なりのスレや小傷は有りますが、お顔の胡粉は厚く艶が有る上手の造りで、とても穏やかで美しい表情です。
髪の毛は人毛でタップリ残っていて、さほど抜毛はありませんが、少し固めです。
衣装は購入時着ていた着物が痛みが激しかったので処分し、手持ちのビスクドール用のビンテージのお洋服を着せております。
レトロな雰囲気がお似合いです。
身長は42cmです。
胴紙がなく確証は有りませんが、個人的には２代目光龍齊のお作に良く似ていると思います。
良いご縁をいただけましたら幸いです。




こちらはお値下げ不可とさせていただきます。
ぬいぐるみは付きません。




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