特許、実用新案番号のあるレトロな南京錠大小の2点、大は重量感が小は軽量感があります。
写真のように、汚れ、錆、塗装剥げ、キズなどがある一方、凹みなどの変形はほぼなく、付属の鍵で解錠でき、施錠も問題ありません。
特許、実用新案の発明は、特徴、ユニークな点はなど、興味のある方はおられるのでは。
【南京錠大】
鍵穴の銘板には、旧字も含まれ判読難の字も。
右書き「許特」、半時計回り「號四参貮七四第」、「錠甲装」は判読、「製本榎」、「新最」はやや?「装甲錠」の重厚感は抜群です。
特許に関して第47234号を検索した結果は、名称「錠」、考案者「東京府奥多摩郡千駄ヶ谷・・榎本・・」、登録「大正7年12月13日」。
明細書を読むことは困難で、考案内容は分かりませんでしたが、登録年から正真正銘の大正レトロで100年以上前のもの。
大きさ(㌢)重さはおよそ次の通りです。
横幅10.3、高さ8.2、厚み2.2/
施錠域幅×高5.7×1.6、径0.8/
重さ549㌘/
鍵:長×幅6×2.2/
【南京錠小】
刻印はボディーの片側だけに左書きで「實用新案113013」、実用新案を検索結果、該当する実用新案は見つかりませんでした。
旧字「實」が使われていますが左書きであり、南京錠大よりは時代は新しく、戦後まもない頃のものだと思います。そうであれば昭和レトロ、70年80年前のものです。
大きさ(㌢)重さはおよそ次の通りです。
横幅7.6、高さ3.6、厚み0.9/
施錠域幅×高3.5×0.6、径0.4/
重さ51㌘/
鍵:長×幅2.4×1.2/
特許や実用新案の検索結果、残念ながら、どのような考案で、なるほどと関心するには至りませんでした。出品者は南京錠に多少の馴染みがあり、ユニークな点を挙げれば次のような点では、と考えます。
南京錠大は、同種の南京錠では一般的に解錠施錠時バチっとかなりの音が出ますが、特許の南京錠はほぼ無音です。無音の効果は?
南京錠小は、解錠時施錠軸が片側まで飛び出します。同様の飛び出す南京錠は、新しい南京錠にも見られます。新しいといっても20年30年前だと思いますが。飛び出しの効果は?
上の考えは考案内容に合わないかも分かりませんが、外れているならご容赦下さい。
大正レトロ昭和レトロコレクションにいかがでしょうか。無音や飛び出しを実感していただければ幸いです。