ローライの120フィルム用カメラ、Rolleicord V(5型 1958年発売)です。
ローライ社は創業百年以上のドイツのカメラメーカーであり、1929年にRolleiflexを発売して以来、二眼レフ形式のカメラを作り続けました。
Rolleicordは、Rolleiflexのレバー式フィルム巻上げ機構(シャッターチャージも兼ねる)を簡略化した廉価版で、ダイヤルでフィルム巻上げを行い、シャッターチャージは別に行うようになっています。レンズもシュナイダー社のセカンドクラスのものを搭載しています。
二眼レフというのは、古臭いし使いづらいのではないかと思いきや、使ってみると全くそんなことはなく、究極のスナップカメラだと思います。
以下、スナップカメラとしての二眼レフの利点です。
・首からぶら下げてお腹の位置にカメラが来るので、子供の視点を得られる。
・スクエアフォーマット(6cm x 6cm)なので、カメラを傾ける必要が無い。
・下を向いて撮影するため、被写体が人の場合、カメラを向けられているという圧力がほとんど無い。
・レンズシャッターのため、シャッター音が小さいというのも利点。
以下、コンディションについて
・本体は、へこみなどはありません。カメラ前部の銘板の向かって左上が欠けていますが、撮影に影響はありません。ピント調整、裏蓋開閉、ファインダ等、正常に作動します。
・撮影レンズは、Schneider-Kreuznach Xenar 75mm / F3.5(なかなか高精細かつ味のある、描写の良いレンズです。作例をご覧下さい。)
・ファインダレンズは、Heidosmat 75mm / F3.2
どちらもキズ、カビ、くもりはありません。撮影に影響が無い程度ほこりがあります。
・シャッターは、Synchro-Compur 1/500 ~ 1/1sec + Bで全速作動します。
・絞り羽根は、ほぼ円形です。
以下、不具合について
・セルフタイマーは、油切れで途中で止まります。(シャッターがロックします。セルフタイマー使いませんよね...てか使うな!)
・フィルム巻上げ時に、正しい位置に来ても巻上げダイヤルにロックがかからないことがあります。(フィルムカウンタの表示で、正しい位置はわかります。)