35年ぶりの甲子園出場を果たした青藍泰斗(栃木)の佐川秀真(しゅうま)選手(3年)は、1年秋から主将を務めてきた。
青山尚緯(なおい)監督が部長から監督に就任した2023年秋に抜てきされた。
佐川選手は「自分の結果も出さなければいけなくてプレッシャーがあったが、チームのことを誰よりも見ることが大事。プレーや寮生活の部分でも悪い方向に流されそうな人がいたら引っ張るなどした」といい、「人間的な成長が一番大きかった」ととらえる。
青山監督は中学時代から佐川選手を見ていて責任感の強さを感じていたといい、「彼は試合で誰よりも早く守備位置についてグラウンドをならしていた。いずれはチームを引っ張ってほしいと思っていた」と話す。
主将になる時期は「早いか遅いかだけの違い」として、「私たち(指導者)の意図をくみ取ってくれている時間が長い分、指導者と選手の意思疎通がうまくできた」と語った。