1銭錫貨3枚セット☆昭和19年～20年／戦時中のお金／日本古銭／s0823-7


◎名称：1銭錫貨

◎発行国：日本

◎発行年：昭和19年～20年

◎サイズ：直径15mm

◎重さ：1.3グラム

◎品位：錫50％、亜鉛50％

◎発行枚数：1,629,580,000枚

◎状態：並品／経年による古さや痛みがあります（写真参照）

※昭和19年が2枚、昭和20年が1枚の計3枚です。


（参考資料）

◎1銭錫貨の概要

表面：菊花紋章と唐草模様、「一錢」の文字

裏面：中央に「大日本」、下部に年号が刻印されている

周囲：平滑で刻みはなし


◎発行の背景

当時の戦況悪化による物資不足から、貨幣素材の銅や亜鉛、さらにはアルミニウムも軍需に供出され調達が困難になりました。

そのため、東南アジアで豊富に産出されていた錫を用いる必要が生じました。

錫は熱に弱くやわらかい素材で貨幣としては適さないものでしたが、亜鉛と等量合金にすることで何とか使用に耐える素材としました。


◎製造と流通

当初、5銭や10銭も錫貨で発行されましたが、素材不足でこれらは早期に製造中止となり、1銭錫貨のみ製造が続けられました。

発行枚数は約16億枚と大量であり、昭和20年8月の終戦後に製造された一部はGHQによって回収・溶解されました。

1銭硬貨の中で最後に製造された種類でもあります。




※当コインは送料無料です

※写真の１０円玉は比較用で商品に含まれておりません



種類...近代貨幣
国...日本