シャープな彫りで人気の清峰の彫り駒になります。
書体は「無剣(むけん)」。表が隷書、裏が篆書、大正~昭和初期の政治家渡邊千冬の銘です。渡邊千冬の非戦論から無剣と命名されたようです。豊島字母帳にも見られる古い書体です。
無骨でかっこいい書体だと思います。
まっすぐな彫りではなく、あえて不安定に彫られています。他の駒師の無剣書と比べると一目瞭然です。相当な彫りの技術が伝わります。
駒木地も書体に合わせて大きくされています。今まで見た中でも最大級の大きさです。
駒箱にギリギリ納まっているのが画像でも伝わるかと思います。
王将のサイズは高さ3.3cm×縦1cm×横3.1cmです。木地いっぱいに彫られているためより大きさが際立ちます。
あまり歩は2枚です。
中古品のため細かい傷や汚れはございます。神経質な方はご遠慮ください。