推定1960年代※のマイスターシュテュック149です。
ご存知の通り60年代品は70年代以降に比べ軸が薄いためクラックが入りやすく、まともな状態のものは珍しいです。
本品は使用に伴う小傷はありますが、クラックやインク吸入機構の破損、ニブの曲がり等もなく、ロジウムメッキも剥がれなく綺麗に残っています
この状態の60年代品は大変希少と思われます。
※推定はあくまで出品者による推定です。プロでは無いため写真をもとにご自身での年代判断をお願いします。
■推定年代
【1960年代前半移行期モデル】と思われます
50年代後期パーツとしてエボナイト製のペン芯(フィン根元まで縦2本溝)が使用されています。
形状が同じため判断できませんが、ペン先も1950年代の可能性があります。
またボディは60年代だと思われます。「尻軸リング片側のみテーパーあり」のためです。
■特徴
以下は本品の特徴です。
・ペン先:14C 白帯EFニブ
・ペン芯:フィン根元まで縦2本溝のエボナイト製
・首軸:一体型首軸、フランジ部分の厚み薄い。ネジ山上の筋無し
・胴軸:樹脂製
・インク窓:透明
・尻軸リング:リング角が同軸側だけ丸みあり。またリング幅は70年代以降のものより薄い。
・クリップ:なで肩おにぎり。クリップ表面の凸長さ短い
・クリップリング刻印:GERMANY刻印。シリアルナンバーなし。手刻印。
・キャップトップ:受けネジは樹脂製、ネジ山受け先端部が真鍮様の金属製。
・ホワイトスター:境界部が僅かにグレー味を帯びる白。飴色でもベタ白でもない。
・3連リング:3連とも金色。キャップ下部が絞り気味。
・ウムラウト:Uの中に点2つ。
・字体:149の4上部が離れている。縦棒上部先端が斜めカット。No のo下のアンダーバー無し(希少)。
・重量:25.3g
■ペンとしての機能
・インクフロー:インクが紙上に盛り上がるほど潤沢で、EFとは思えないヌラヌラとした書き味です。その分インクがガンガン減ります。
・インク吸入機構:ほぼ満タンにインクを吸入できます。
※返品詐欺対応のためノークレーム・ノーリターンでお願いします。