箱膳と応量器のセットです。
箱膳は、昭和初期まで使われていた箱形のお膳で、中にお茶碗などを収納し使うときには蓋の部分を裏返して、その上に茶碗などをおいてお膳にして使用するものです。また、道具入れにもなる(12枚目の写真をご覧ください。)と思います。
大きさは幅31. 5cm×奥行31.5cm×高さ18cm、重さは約1.8kgで、材質は天然木(栗)で拭漆仕上げとなっています。作者は金沢の熟練職人である向信義氏です。
応量器は、入れ子構造になっていて、大きな鉢に他の5つの鉢が入っていて、収納に便利なようになっています。
大きさは収納時で最大径が14.5cm、高さが7.5cm、重さが約440gで、材質は天然木(欅)で拭漆仕上げとなっています。作者は山中漆器の名工である木地師の中出博道氏です。
今回の品物は、家族(昭和1桁生まれ)が、子どもや孫に見せるために購入したもので、箱膳、応量器ともに未使用で、説明書きとともに箱に入ったまま保管してあったものです。
12枚目と13枚目の写真にある鉄瓶と小物入れは附属するものではありませんので、ご承知おき下さい。
参考までに、購入時の定価は、箱膳が16,500円、応量器が29,700円でした。
ご覧いただきありがとうございました。