馬場真右衛門窯の2代目馬場真右衛門である馬場九洲夫氏の雷神 中平皿を出品します。
見込の雷神の釉薬の溶け方がまさに雷と黒雲の入り交じった文様を醸し出しています。これは2つの釉薬による重ね掛けという技法を使用しています。
重ね掛けとは
ベースとなる釉薬の上に別の釉薬を重ねて掛ける技法のことです。変化を楽しめる一方、トラブルも起きやすい為、何度も何度もテストを行うほど組み合わせが難しいものです。
窯変の制作において、窯の温度と窯位置が非常に重要なものとなります。焼く位置が悪いと釉薬の溶け方が変わり、温度少しでもズレれば窯変にならずと気の抜けない作業です。また窯位置によって釉薬の溶け方も様々で同じ顔がない大変面白いものです。
本作品も同様にひとつの窯変として生まれたものです。釉薬の1300度温度による綺麗な溶け方がみて魅力的だと思います。
窯変では、窯炊き中は終わるまで見張り、温度が変わる度に決まった温度に戻すという神経がすり減る作業の末に出来上がるものです。
日本を代表する陶芸作家と呼ぶにふさわしいです。
また平皿形状ですが、実は見込みが若干盛り上がっており、縁が反っているため非常に面白いです。恐らく、というよりは確信ですが、ドレッシングや、ステーキダレ等の液体漏れをさせない為です。
定価16000円、サイズは写真の通りです。
よろしくお願いします。
この雷神 中皿は私の出品または、私から購入され購入価格以上で転売している方からの購入でしか入手出来ないものです。
また今回の出品が入手した最後の1枚の為、売切次第終了となります。
※私の商品説明文及びタイトルをそのまま盗用し転売または出品している方が多数います。呉々も信用性の無い出品にはご注意ください。