55.8㌘
非常に珍しい弓のため、海外の鑑定家の方にお見せしようと思っていましたが予定が変わってしまい、一度出品いたします。
ヘンデル、スカルラッティ、モーツァルト…ウィンナ・ワルツ
たとえばこんなレパートリーにぴったりの弓、と申し上げればなんとなくピンときますでしょうか?
もっただけで優雅な心持ちになって音が浮遊しはじめる、そんな弓です。
驚くような軽い、軽やかなバネを持っています。
やはりこれは、オールドボウならではと言わざるを得ない弾き心地なのでしょう。
材料、つくり、経年、弾き心地、総合的にみて1800年代中期のフレンチ作品て間違いないとみてよいのではないでしょうか?
あまり断定的なことは書けませんので、私見としてご参考になさっていただけますと幸いです。
入手して1年あまり、毛替えをして半年と少しで演奏時間にして延べ10時間にも満たないはずです。
折れなどもありません。
古いもの好きの方がいらっしゃいましたら、ご検討くだされば幸いです。