(om-2212-11a)
1910-1920年代フランス製の、アンティークリネンワンピースが入荷しました。
ホームスパン(手紡ぎ)リネン特有のネップや不均等な色合いはとても存在感があり、手縫いで仕立てられた温かみのある雰囲気。
丁寧に洋服が作られた古き良き時代を感じることができる1品です。
フレンチリネンのさらりとした涼しい着心地、厚手で、しっかりと織られたアンティークリネンならではのずっしりした重量感のある風合い、ふわりとナチュラルな印象が魅力のリネンドレスです。
色は珍しい生成りカラー。
そぎ落とされたシンプルなデザイン。
20年以上古着を扱っていますが、こんな素敵なアンティークリネンワンピースには、初めてお目にかかりました。
デッドストックで入荷し、全体的なコンデディションもよく、オススメの1品です。
両サイドに切り返しのあるAラインの素朴なすっきりとしたシルエットのワンピース。
ネックは、適度に横長にあいたスクープドネック、
コットンの白色の平紐が通してあり、絞ってドレープを寄せて雰囲気を変えて着用していただけます。
袖は7分丈、袖口は3cmほど折り返されていて、丁寧な仕立てになっています。
胸元には、赤糸でモノグラム刺繍の”M.F"が入り、シンプルなワンピースの上品なアクセントになっていますね。
19世紀頃までは、嫁入り道具としてモノグラム刺繍を施したテーブルクロスやベッド用リネンを用意していましたが、20世紀頃になると、お洒落な女性たちは、ブラウスやネグリジェ、キュロットやペチコート等も作るようになりました。
衣類には洗濯屋さんで判別しやすいよう、刺繍の技術で良家の誇りを表す為自分のイニシャルを手刺繍していました。
洗濯が近代化する1930年頃まで一般的に作られていたリネンドレスです。
部屋着やパジャマとして、時には外出に着用されていたドレスですが、1850年代の南仏で畑仕事の為に作られたのが始まりとされているようです。
●素材●
フレンチリネン100%
●size●
表記なし
※一般的なMサイズ位のサイズ感です。
~平置き実寸~
・着丈(総丈) : 約95cm
・肩幅:約51m
・胸囲 : 約58cm(脇下~脇下)
・袖丈 : 約33cm
◇実寸はあくまでも目安にしてください。