Wバスレフ ご存知の方には不要な解説ですが
普通のバスレフ箱のポートにもう一度箱をかぶせた箱です
構造は第1箱のfd(共振周波数)に第2箱のfdが加わり、さらに第1箱と第2箱の容積を合わせたfdが加わることになります
効果としてfdが下がること、さらに3つのfdを持つことで広い範囲の低域拡大が可能です
逆に欠点は箱が大きくなってしまうこと
指定標準箱の2〜3倍の大きさになってしまいます
10㎝ユニットを15Lの箱に入れるような事になる訳で、それだったら16㎝ユニットを普通のバスレフ箱に入れたほうが良いんじゃ?という事になります
まあその辺はどっち取るか
本機はケンウッドのミニコンポ付属LS-SH3を使用
このスピーカー、ユニットが充実して好きなんです
まずサランネットが容易に外れ無いのでいたずらによるドームやセンターキャップの凹みが無い事がメリット
更に見えないのにフレームにキチンと塗装がされてる、ツィーターはダイナミック型ドームなど単品スピーカー並み仕様
見つけるたびに手に入れてました
今回2セット確保してどうしようか考えて箱を連結したWバスレフ
連結と言ってもただつなげてもWバスレフにはならないので
・両箱のリアバッフルは端子、ダクトを外しMDFで補強カバー
・下箱フロントバッフル、MDFに長くしたダクトを取付しセット
・両箱の連結部分にダクト穴を開けダクト設置、木ネジで結合
大まかに上記内容になります
日中こんなことをサンルームでやってるクラクラする暑さ
で、エアコンの効いたリビングに持ち込むと連れに
「何やってんの!ここは作業場じゃないの!」
ふん、厚化粧の塗装作業場になってるくせに……
サイズ
縦466 幅140 奥(端子部分含む)210 各㎜
音質
気持ち悪くなる程の低音まではいきませんが、アルデンテの低域が出ます(腰ね)
ピアノトリオのベースは良好です
ホテルカリフォルニアの入り、エレキベースもしっかりです
ボーカル物でツィーター、ウーハーのつながりも自然
Wバスレフは中高域にあまり影響を与えない感じ
これで気持ちの悪くなる程の低音を望むならもっと馬力のあるウーハー使って
倍くらいの箱に入れれば出るかも
ただし「こんなに大きい箱使うんだったら16㎝ウーハーにすれば良かった」と悩みは尽きる事が無いのです