曹素功堯千氏は1912年頃、文人画家 富岡鉄斎の依頼で『鉄斎翁書畫寶墨』を作り販売していました。上海墨廠は、1970年代の初め文化大革命の影響下、古くからある複数の墨廠が統合され曹素功堯千氏が中心となり誕生したようです。『鉄斎翁書畫寶墨』は墨の製造過程や原料の違いから墨の等級があり「五石漆煙」(右より)が最も古いとされています。その後、文化大革命の破四旧により「油煙101」、「超貢漆煙」と変更表記されています。
出品の『鉄斎翁書畫寶墨』は書道教官であった父の所蔵品で30数年ほど前に購入したもので、国華第一の表記がない上海墨廠1970年代後期製造のものと思われます。
◎縦横高:115㎜×31㎜×12㎜
◎重量:64g (ビニール装)
長期保存品ですので、気になる方はご遠慮ください。
ご理解の上、ご検討ご購入お願いいたします。