■1930年代の日本で製造された、貴重なアンティークのカフリンクスです。
使用されている水晶は、無色透明かつ高い透明度を誇り、インクルージョン(内包物)はほとんど見られません。日本は当時から水晶の品質と研磨技術において世界的評価を受けており、精密なカッティングによって、光を受けた際の澄んだ輝きが際立ちます。
このような水晶の加工品は、資源の乏しい日本にとって外貨獲得の重要な輸出品であり、経済的・文化的背景を物語る存在でもあります。
金属部分は、当時の流行であるアールデコ様式を色濃く反映しており、尾錠には滑らかな曲線を描く流線形のデザインです。ゴールドカラーは「K14 PLATED(14金メッキ)」で仕上げられ、現在とは異なり、多くの工程が手作業によって製造されていたことがうかがえます。
シンプルなシャツやダークスーツに合わせることで、カフスの水晶が上品な輝きを添え、特に結婚式やパーティーなどのフォーマルな場において、控えめながらも気品ある装いを演出してくれるでしょう。
■サイズ
(およそ)全長 約2.3 × 最大幅1.5cm
■状態
およそ100年の経年を経ており、金属部分にメッキの薄れや小傷が一部見られます。ただし、実用上の問題はなく、アンティークとしては良好な保存状態です。水晶部分には目立つ傷もなく、美しい透明感を保っています。
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