滑らかな尾鷲ヒノキのまな板です。
ひび割れありのため、ご理解いただける方にお譲りいたします。
奥伊勢木つつ木館にて購入いたしました。
サイズ
縦30横34厚さ3
尾鷲ヒノキは、三重県尾鷲市とその周辺地域で生産されるヒノキ材のことです。急峻な地形と多雨という厳しい自然環境の中で育つため、年輪が緻密で油分が多く、耐久性や強度に優れているのが特徴です。
尾鷲ヒノキの特徴:
緻密な年輪:成長が遅く、年輪が細かく均一で、強度が高い。
油分が多い:光沢があり、独特の香りを持つ。
耐朽性に優れる:腐りにくく、長持ちする。
強度が高い:柱材として用いられることが多い。
美しい木肌:赤みを帯びた色合いで、光沢がある。
尾鷲ヒノキの歴史と評価:
江戸時代から林業が盛んで、特に柱材の生産が中心。
関東大震災で尾鷲ヒノキの柱を使った家屋の倒壊が少なかったことから、その名が全国に広まった。
平成29年(2017年)には、「急峻な地形と日本有数の多雨が生み出す尾鷲ヒノキ林業」として日本農業遺産に認定された。
G7伊勢志摩サミットでも使用され、海外からも高い評価を得た。
尾鷲ヒノキの利用:
建築用材(柱、梁、フローリングなど)
家具、建具、工芸品など
近年では、香りや抗菌効果の研究も進められている。
尾鷲ヒノキ林業の特徴:
密植・多間伐という独自の森林施業で、木の成長をコントロールしている。
丁寧な枝打ちや間伐作業により、高品質な木材を生産している。
持続可能な森林経営が評価され、FSC森林認証も取得している。