首里道屯織 手織り 半幅帯 伝統的工芸品
お色:白色×青褐色×葡萄茶色×深川鼠色
(*お色の詳細は「和色大辞典」を参考に記載させて頂いております。)
― 首里王朝の気品を帯びて ―
首里道屯織(ロートン織) 半巾帯
琉球王朝時代、王族や士族のみが身につけることを許された「首里織」。
その中でも、ひときわ気品に満ちた織物が「首里道屯織(ロートン織)」です。
中国由来の技法をもとに、裏表両面で経糸を浮かせて文様を織り出すこの織物は、格式と美意識が息づく存在です。
帯地は綿100%。手織りで丁寧に織り込まれ、完成までに10日以上を要します。一人の織り手が整経から仕上げまで一貫して手がけるため、織物には静かな気迫と温もりが宿ります。
南国の光を感じさせるストライプに、黒と赤の繊細なアクセント。
シンプルな色調ながらも、浮き織のピッチに変化をつけることで、立体感と奥行きを生み出しています。
しなやかで締めやすく、単衣ながら通年使えるのも魅力です。
かつては官衣に用いられた道屯織も、現代では帯として受け継がれ、祝嶺氏らによる学術的研究と復元の成果が、その伝統と美を今に伝えています。
華美ではないからこそ、凛とした存在感を放つ一本。特別な日に、誇りを静かに纏うための帯としてお勧めしたい逸品です。
浴衣、紬、小紋などのオールシーズンにご活用頂けます。
しっかりと織られた帯ですので、
力も入れやすく帯の締め心地も良い半幅帯になります。
*端のかがり処理をさせて頂き、お手元にお届けさせて頂きます。
*『当店の写真撮影では、
実物のお色や生地感をできる限り近くなるように
明るさや彩度、精細度を調整して撮影させて頂いております。』
綿 100%
新品未仕立て品
長さ:約408cm (カット仕上げ後)
幅:約15.7cm
#きもののすみか半幅帯