コレクション整理での出品です。
かなり古い木彫りの鬼面になります。これまでの経験から見ても、江戸時代後期までは遡るかと思われます。
具体的な地域や用途は不明ですが、里神楽や修二会、お水取りのような厄払いの儀式に使用されていたのではないかと考えております。
造形も良く、瞳の金や裏面の朱も綺麗に残っている良い鬼面ですが、残念ながら下顎が大きく欠損しております。下顎部分は自分が入手した時には既に失われているため、作成当初の面が、どのような顔をしていたのかは分かりません。
ミロのヴィーナスのように、かつてどのような下顎が付いていたのか、想像してみるのも楽しいかもしれません。
また顔の左部分に、上から下に掛けても大きな割れの補修痕がございます。ご了承下さい。
とても古い物のため、経年に伴う劣化や傷汚れがございます。写真をよくご覧になり、ノークレームノーリターンを御理解頂いた上で御購入下さい。