・NECの15インチCRTモニター「PC-KM153R」です。動作はしますが、少々難点があります。
- 電源投入直後は偏向範囲が狭く、フルサイズの70%位の大きさで表示されます(写真7)。1分程通電していると、通常の大きさになります(写真1)。
- マザーボードとの相性がある様で、製品仕様内のビデオ信号の同期がうまく取れない場合があります。AMD K6-2が載るAT互換機(Windows NT4.0)と、Fujitsu BIBLO NP5200NP8/W(Windows2000)では正常に表示されることは確認していますが、Pentium4搭載のATX互換機(WindowsXP)では、解像度やリフレッシュレートを調整しても同期が取れませんでした。この場合、別の液晶モニターでは正常に表示されることを確認しているので、マザーボードとの相性の問題だと思います。このあたりの事情には疎いので、詳しい方が見れば解決できるかもしれません。
→手持ち5台と組合せテストを行い、4/5はOK、1/5がNGでした。i5マシン(Win10)でも動作しました。
- フォーカスが少し甘い気がします(主観的ですが・・・)。この位の古い機種になると、内部の基板に調整用のボリュームがついている場合も多いので、詳しい方が見れば調整は可能かもしれません。写真7は、撮影用のカメラの焦点がガラス面ではなく外枠に合ってしまい、拡大表示をするとぼやけて見えますが、実物はもう少しシャープに見えます。明度/輝度を調整することで、もう少しシャープにすることも可能です。
・基本はPC98シリーズ用モニターのため、コネクタは15ピン/2列のD-SUBです(写真5)。今回、2列→3列への変換ケーブルをお付けします(写真6)。これを経由することで、一般的なVGAコネクタ(AT互換機)と接続することができます。実際、写真1/7はAT互換機(NT4.0)からの出力を表示しています。
・外見は、破損はありませんが、黄ばみや細かな傷はあります。
・電源ケーブルはお付けしますが、取説や元箱はありません。
・発送はゆうパックを予定しているため、発送は平日となります。
以上により、動作はしますがジャンク品として出品します。ノークレーム・ノーリターンでお願いいたします。