プレスガラスの特徴、縁にフリル状の装飾が施され、中央にはフルーツ模様がプレスされております。
●皿の大きさ
直径ー約16㎝
高さー約1.7㎝
●箱の大きさ
19×28×13㎝
あくまでも中古品です、完品をお求めの方はご購入をお控えください。
プレスガラス(Pressed Glass)とは、熔けたガラスを金型に流し込み、金属製の型で押し固めて成形する技法、またはその製品のことをいいます。
19世紀の産業革命期にアメリカで発達し、ヨーロッパや日本にも広まりました。吹きガラスに比べて大量生産に適し、同じ形や模様を繰り返し作れるのが特徴です。
🔹 特徴
型押し成形:加熱したガラス種を金型に入れ、プレス機で押して形を作る
量産が容易:手吹きに比べて同じ形を大量生産できる
装飾性:型に彫られた模様がそのまま転写され、幾何学模様・花柄などが鮮明に出せる
厚手で丈夫:比較的肉厚で、日用品や建材に多用された
🔹 日本でのプレスガラス
明治時代(19世紀後半)に技術が伝わり、大阪・東京・横浜などで生産が始まる
大正~昭和初期にかけて庶民向けの食器や窓ガラスとして普及
特に昭和初期の建築装飾用プレスガラスは、学校や公共建築の窓、照明器具に多く見られる
戦後も生産が続いたが、安価なプラスチックや機械成形ガラスの普及で次第に減少