※正常稼働品ですが、動作時間は計測していません
■キズ汚れ程度
風防：小
裏蓋：綺麗
ベゼル：綺麗
ベルト：小（社外品）
コマ：なし

「キングセイコー ハイビート 5625-7110」は、1970年代初頭にセイコーが製造した高精度な機械式腕時計で、特に「56系」ムーブメントを搭載したモデルとして知られています。このモデルは、セイコーの高級ラインである「キングセイコー」の中でも、特に人気のあるリファレンスの一つです。

キングセイコー ハイビート 5625-7110の特徴
ムーブメント：セイコーの「Cal.5625A」を搭載。このムーブメントは、28,800振動/時のハイビート仕様で、精度の向上に寄与しています。また、クイックセット機能付きのデイデイト表示を備え、実用性も高いです。

ケースデザイン：「グラマードデザイン（Grammar of Design）」と呼ばれる、タナカ・タロウのデザイン哲学に基づいたケースデザインが特徴です。フラットで直線的な面構成とシャープなエッジが、シンプルながらも高級感を演出しています。

ケースバック：「KSメダリオン」と呼ばれる金属製の盾型メダリオンが裏蓋に刻印されており、初期モデルでは「KING SEIKO」のロゴが刻まれています。後期モデルでは「SEIKO」のロゴに変更されています。

ブレスレット：純正のステンレス製ブレスレットが装着されており、デザインと機能性が両立しています。

製造背景と位置づけ
「キングセイコー ハイビート 5625-7110」は、セイコーの諏訪精工舎（後のセイコーウオッチ）で製造されました。このモデルは、セイコーの高級ラインであるグランドセイコーに次ぐ位置づけであり、精度や仕上げにおいて高い水準を誇ります。特に、56系ムーブメントは、セイコーの技術力の高さを示すものとして評価されています。

市場での評価と価格動向
現在、「キングセイコー ハイビート 5625-7110」は、その希少性と高い完成度から、コレクターズアイテムとして注目されています。特に、状態が良好なモデルやオリジナルのパーツが揃っているものは、高額で取引されることがあります。例えば、WatchChartsでは、1972年製のモデルが約675ドルで販売されている例があります。