※正常稼働ですが、動作時間は計測していません
■キズ汚れ程度
風防:小(盤面薄汚れあり)
裏蓋:小
ベゼル:小
ベルト:新品社外品
コマ:
カレンダー:早送り可能
こちらは キングセイコー ハイビート 5625-7000 の姿。シンプルながら精緻な「Grammar of Design(文法のデザイン)」を体現した、洗練のヴィンテージモデルです。
キングセイコー 5625-7000 の歴史と特徴
1. 配置と誕生
系列・ムーブメント:このモデルは、キングセイコーの自動巻ハイビートシリーズ「56KS」(Cal.5625A)に属しています。毎時28,800振動で精度に優れ、デイト表示付き。
製造時期:1968〜1973年の製造で、日本をはじめ複数国へ流通しました。
2. デザインと外観
文法のデザイン:田中省三の「Grammar of Design」に基づいたシャープなエッジと平面構成を特徴とし、クラシックで洗練された質感を与えます。
ケースとスタイル:ケースサイズは約37 mm(37×42 mm)と適度なサイズで、厚みは薄め。高い視認性と装着感を備えています。
文字盤ディテール:サンバースト仕上げのシルバーダイヤル、クラシックなドーフィン針、バーインデックス、3時位置には日付表示。特に下半分には「KS」「Hi-Beat」「Suwaロゴ」「5625/7000T AD」の文字などが配されています。
3. ケース構造と特徴
一体型モノブロックケース:ベゼルとガラスを取り外す方式で開けるモノブロック構造。ケース背面には金色のメダリオン(盾型)が装備され、初期KSの特徴的ディテールです。
進化の跡:この5625-7000は、後継モデルである5626-7110へと進化します。こちらはより鋭いラグ形状と細身のインデックスが特徴で、KSの中で一つの完成形とされています。
4. コレクター人気と評価
ヴィンテージの魅力:「60年代後半〜70年代初頭のKSモデルは最高!」という声がSNS上でも多く寄せられており、特に美しい文字盤、薄いケース、優れたムーブメントが高評価されています。
市場価格例:Chrono24では、1968〜70年代製の5625-7000が概ね300〜800ドル程度で取引されています。
楽天市場での相場:日本の中古市場では、おおよそ7万〜12万円前後で取引されている模様です。
まとめ:5625-7000 の魅力ポイント
項目 内容
シリーズ名 キングセイコー 56KS(自動巻・ハイビート)
ムーブメント Cal.5625A、28,800振動/時、デイト付き
製造期間 1968〜1973年(主に1969〜70年)
デザイン Grammar of Design採用の平面と鋭エッジ、モノブロックケース、メダリオン
人気理由 クラシックな美、着けやすいサイズ、技術の高さ
市場評価 300〜800ドル、国内中古で7〜12万円程の相場