中出六太郎
NO.7 1971年
中出六太郎氏は、日本のクラシックギター製作において最も功績を残した人物の一人 中出阪蔵の弟で、自身も優れた製作家でした。
阪蔵と同じ道を歩んでも意味がないと感じていたようで、クラシックギター製作家以外にもマンドリンギター製作も行うなど阪蔵とは違う感覚を持ち、クラシックギターは、フラメンコの名品コンデ・エルマノス等の影響が感じられるものもあります。その系列の作風はご子息の中出治氏にも引き継がれています。
出品のギターは、まさにその系列のギターになります。
トップはスプルース単板、サイドバックはローズウッド単板、指板はエボニーを使用した総単板モデルで、素朴ながら良材で製作されています。
外観は、トップに多少のキズが観られますが、全体に板割れはなく、サイドバックはきれいです。
演奏性(中出系のギターはネックが太くないため手の小さな方でも比較的扱い易いです。)も良く、音のバランスも良くできていると思います。
弦長: 650mm
ナット幅: 51 mm
弦高 : 12フレット 6弦4.2mm 1弦3.6mm
(サドル余り3mm前後あります)
ネック: やや順反り
中出六太郎氏の素朴ながらバランス良く弾き易いクラシックギターをお探しの方は、
中出六太郎 1971年 A7
をどうぞよろしくお願い致します。
ギターを写真の中古ハードケースに入れ、プチプチ等で梱包してお届けします。