前大徳寺渓雲寺伯道和尚筆の茶掛掛軸です。「看看臘月尽」読みは「みよみよ ろうげつつく」で、「虚堂録」より。その意味は「看看」とは、よく見なさいということ。「臘月」というのは、普通は陰暦十二月のことを言いますが、この場合の「臘」は「命」という意味。ですから「看看臘月尽」とは、命の尽きるときをよく見なさいということです。命というものは必ず尽きる。ぼやぼやしていたら、すぐに死んでしまうよ。きみは一日一日を充実して生きているか。無意に過ごしていないか。それではあなたの命はすぐに尽きてしまうよ。よく見よ、あなたの命をよく見なさい。というのがこの句の意味です。掛軸の状態は大変良好です。サイズは軸の縦175センチ、横幅30.5センチです。桐の共箱に入っています。丁寧に梱包して発送致します。
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