下記、土佐藩絵師でもあった、
荒木寛畝の手によって描かれた品であり、
水辺に凛とした姿で佇む鶴の姿が描かれた作品です。
《 荒木 寛畝 》
日本画家。江戸に生まれる。
旧姓田中,名は吉,幼名光三郎,別号達庵。
荒木寛快に師事して文晁派を学び、その養子になった。
土佐藩藩主山内容堂に認められ、絵師として土佐藩に仕えたこともある。
一時洋画を学んだが日本画に戻り、
1873年(明治6)ウィーン万国博覧会で『菊花図』が受賞した。
1898年東京美術学校教授、1899年帝室技芸員。
1907年(明治40)に開設された文展でも審査委員を務め、
また私塾読画塾を開いて後進の育成にもあたった。
■紙本・肉筆
■状態 時代なりのヤケ・オレ等あり。
■軸寸法 約200.5cm×約42.5cm。
■本紙寸法 約126.0cm×約31.0cm。
■箱 箱。