下記、巨匠 森徹山の手によって、
丁寧且つ繊細な筆使いにて、「十両(藪柑子)鶯図」が描かれ、
その場景を詠んだ香川景樹の句が添えられております。
《 森徹山 (もり てつざん) 》
1775年~1841年 江戸時代後期の画家。
大坂出身。名は守真。字は子玄。
安永4年生まれ。森周峰の子。叔父の森狙仙の養子となる。
円山応挙にまなび,門下十哲のひとり。動物画を得意とした。
天保12年5月6日死去。67歳。
《 香川景樹 (かがわ かげき) 》
1768年~1843年 江戸時代後期の歌人。
因幡(鳥取県)出身。本姓は荒井。初名は純徳。通称は銀之助。号は桂園。
明和5年4月10日生まれ。二条派の香川景柄の養子。
小沢蘆庵の影響をつよくうけ、のち養家をさり桂園派をおこす。
「調べの説」をとなえ、賀茂真淵らの復古主義歌学を否定した。
天保14年3月27日死去。76歳。
■紙本・肉筆
■状態 時代なりのヤケ・オレ等あり。
■軸寸法 約188.0cm×約34.5cm。
■本紙寸法 約113.0cm×約29.0cm。
■落款 御覧の様な銘・落款等あり。
■箱 箱。