※稼働品です
■キズ汚れ程度
風防:小
裏蓋:小
ベゼル:小
ベルト:小(社外品)
カレンダー:早送り可能
セイコー マジェスタ 9063-5000 の歴史
登場背景
発売時期:1978年前後
当時、セイコーはクォーツで世界を席巻していた時代。
その中で「マジェスタ(Majesta)」は、グランドセイコーが一時休止していた時期(1975~1988年)に登場した、高級クォーツラインの一つです。
「マジェスタ」は、海外展開よりも国内向けの高級路線として企画され、ビジネス・フォーマルシーンを意識したモデルでした。
ムーブメント
キャリバー 9063A
アナログクォーツ(初期世代の高級機)
水晶振動子:32,768Hz
年差クォーツのような超高精度ではないが、当時の標準クォーツよりも高精度調整が施されていた。
デイト表示あり。
デザイン
ケース番号:5000
ステンレススチール製(モデルによっては金張り・GP仕上げもあり)
ケース径は約36mm前後、厚みは比較的薄めでドレス志向。
文字盤はシンプルで、バーインデックス+ドーフィン針が多い。
高級感を意識した仕上げで、ドルチェやエクセリーヌの先駆け的存在。
裏蓋には「SEIKO MAJESTA」の刻印。
位置づけ
マジェスタは、GS不在時代のセイコー高級クォーツの代表格のひとつ。
同時期には「キングセイコー」や「クレドール」も存在したが、マジェスタはややクラシカルで重厚感のある路線。
ビジネス・フォーマル向けの落ち着いた高級時計として販売されていました。
製造期間とその後
製造:1978年頃~1980年代前半。
後継は「ドルチェ(Dolce)」や「エクセリーヌ(Exceline)」へと引き継がれ、より精度の高い年差クォーツ(キャリバー99系、キャリバー8J系)へ移行。
マジェスタ自体は1980年代半ば以降、セイコーのカタログから姿を消しました。
まとめ
セイコー マジェスタ 9063-5000は、1978年前後に登場した高級クォーツモデルで、グランドセイコー休止期に国内高級ラインを担った存在です。キャリバー9063を搭載し、シンプルでドレス寄りのデザインと高級感ある仕上げが特徴。後の「ドルチェ」「エクセリーヌ」につながる、セイコー高級クォーツの重要な一歩といえます