※正常稼働ですが、動作時間は計測していません
■キズ汚れ程度
風防:小
裏蓋:中
ベゼル:中
ベルト:新品社外品
コマ:フリーサイズ
カレンダー:早送り可能
キングセイコー 5626-8010 の歴史と背景
キングセイコーの概要
キングセイコー(KS)は、セイコーの高級ラインとして1961年にスタートし、グランドセイコーと双璧をなす存在でした
特に1968年に登場した「56KS」は自動巻・ハイビート(28,800振動/時)で高い評価を受け、1975年まで製造されました
5626-8010 の位置づけ
「5626-8010」は、キングセイコーの56KSシリーズに属し、1970年代の自動巻・ハイビートモデルに位置づけられます
製造年は1974年ごろで、自動巻き(手巻き対応)、ハック機能(日付・曜日早送り可)、スクリューバックのケース採用、日英切替可能な曜日表示などを備えています
「スペシャル」や「クロノメーター」について
同時期には「52KS スペシャル(例:5256-8010)」などのモデルもあり、こちらは1975年のみの短期間製造で、希少なラインです
キングセイコーの各系統は、グランドセイコーに次ぐ最高級ラインとして支持され、Suwa製とDaini製で競争しながら進化してきた歴史があります
デザイン的な特徴
デザインは「Grammar of Design(デザインの文法)」として知られる斜面や平面、鋭いエッジを組み合わせた、細部まで研ぎ澄まされたフォルムが特徴です
裏蓋には金色メダリオンではなく刻印のみのシンプルな仕上げが多く、1970年代のインダストリアルなスタイルを感じさせます
まとめ:5626-8010 の魅力
項目 内容
シリーズ名 キングセイコー 56KS
モデル 自動巻(ハイビート)、デイデイト表示
製造年 1970年代中期(1974年前後)
特長 精緻な面取りケース、スクリューバック、日英表示、ハック機能、職人技溢れる仕上げ
歴史的位置 グランドセイコーに次ぐ高級ラインとして、機械式時計の最後を飾ったモデルの一つ